僕が転職するまでに応募した企業は約50社です。
その中で書類選考に通過した会社は3社しかありませんでした。
転職エージェントから紹介された会社に応募しても、お祈りメールが届くだけの日々が4か月ぐらい続きました。
僕は最終的に2社から内定を頂けたので、自分のようなたそがれサラリーマンとしてはラッキーだったのかも知れません。
このページでは、「書類選考に通らない!!」とお困りのあなたのために、僕が考えていたことや実践していたことを紹介します。
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「転職の書類選考は大学受験や高校受験と異なる」とはどういうことか?
一言でいえば、採用したい人物に対する評価基準が企業によって大きく異なるということです。
大学受験の場合は、どんな大学を受験するにしても英語や数学などの科目の範囲で評価(試験)を行い、合格基準を上回る点数に達していた者を合格させる仕組みなので、客観的に分かりやすいです。
一方、転職の場合は企業によって評価基準が大きく異なります。
例えば、
「半導体製造プロセスの研究開発で5年以上の実務経験があること」
「管理会計に関する深い知識を有すること」
「コミュニケーション能力に長けていること」
「10人以上の部下をマネジメントした経験があること」
のように、一つひとつの求人に対して求められる評価基準は大きく異なります。
そしてこれらの評価基準に書かれた言葉の定義もあいまいです。
例えば、管理会計に関する深い知識ってどの程度のものなのか、コミュニケーション能力という言葉一つとっても定義が難しい言葉ですよね。
おそらくあなたと企業とでは、コミュニケーション能力という言葉一つを取り上げても定義が異なるでしょう。
従って、あなたがどれだけ優れた経験や実績があったとしても、それが企業の求める主観的な人材像と異なれば、書類選考の段階でNG(=採用見送り)となります。
また、求人のMUST条件を全て満たしていないとNGとする企業もあれば、1つだけ満たしていればOKと考えている企業もあり、やはり会社によって採用基準が千差万別です。
さらにやっかいなのが、求人には載せられない(載せにくい)条件があることです。
性別・年齢・前職の年収(高すぎてもNG)などの条件から、書類選考NGとなることもあり得ます。
仮にこれらの条件で書類選考NGだったとしても、企業側はその理由を教えてくれることは殆どありませんので、人によっては書類選考NGが続きすぎると心が折れてしまって転職活動を止めてしまうこともあるのではないかと思います。
ですが、それはもったいないです。
なぜなら、応募した企業はあなたの経験や実績を否定している訳ではないからです。
応募した企業の求人ニーズにたまたま合わなかったに過ぎません。
僕の感覚で言うと、40代~50代の転職市場では、応募者の経験や実績が企業の求人ニーズに合うことの方が稀ではないかと思います。
なので、転職活動を続けることが大切です。
応募する前に考えておくべきこと
僕は転職活動中に、自分にマッチする求人の方が少なくて当たり前だということに気づけたので、精神的にはかなり楽になりました。
また、転職活動においては数多くの企業に応募することが大切だということにも気づけました。(この記事を書いている動機の一つです)
なぜなら、最終的に転職する会社は1社だけですので、書類選考で何十社落ちようが1社合格できればよいからです。
打率は関係ありません。
となると、いかに効率よく数多くの会社に応募するかということも考えておいた方が良いです。
職務経歴書を書く前に考えておきたいこと
打率は関係ないとは言ったものの、何も考えずに履歴書や職務経歴書をいろんな企業に送り続けるだけでは一向に書類選考に通らないことも考えられます。
詳しくは職務経歴書の書き方のページを参考にして欲しいのですが、このページでは職務経歴書を書く前に考えておきたいことを一つだけ紹介します。
職務経歴書を書く前に考えておきたいこととは、
「あなたが書きたい職務経歴書を書いてはいけない」
ということです。
少し解説します。
どの求人であっても、その企業が欲しがっている人材像が必ずあるはずです。
あなたが職務経歴書を書く時には、その企業の採用担当者や面接官が「読みたい」と思う内容にすべきです。
あなたがどれほど書きたい内容・アピールしたい内容であったとしても、その企業の求人ニーズに合っていない内容だと読み飛ばされるでしょう。
職務経歴書はあなたのために書くのではなく、その企業の採用担当者や面接官(=将来のあなたの上司)のために書くのです。
あなたの将来の上司に「こんなことを聞いてみたい」と思わせるような職務経歴書が書けたら、書類選考に通過する確率は上がるでしょう。
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