「部下が傷つくかもしれないから、厳しい指導は避ける」
「心理的安全性を保つために、まずは相手を肯定する」
人事の現場にいると、こうした「勘違いした優しさ」で組織を崩壊させている40代・50代の管理職を嫌というほど目にする。断言しよう。あなたがやっていることは「心理的安全性」の確保ではない。ただの「自己保身」であり、部下から嫌われたくないだけの「職務怠慢」だ。
本物の心理的安全性とは、「何を言っても人間関係が壊れないと信じられるからこそ、成果のために互いに厳しい意見をぶつけ合える状態」を指す。仲良しグループで傷を舐め合う「ぬるま湯」のことではない。
厳しいことを言えず、部下の機嫌を取り、こぼれた仕事を自分で抱え込んで「管理職は罰ゲームだ」と嘆く。そんなミドルシニアに、企業が身を削って高い給与を払うわけがないのだ。
52歳で年収1,800万円を勝ち取った、私の「人事の裏リアル」

私が52歳で転職活動をした際、前職の年収1,250万円から1,800万円へと、550万円の大幅アップを提示された。
なぜ、これほどの高待遇を勝ち取れたのか。
理由はシンプルだ。
採用企業の経営陣に対し、「耳の痛い真実を部下に告げ、組織の基準を引き上げ、業績をコミットできる」という実績と覚悟を示したからだ。
今の日本企業が喉から手が出るほど欲しがっているのは、「部下に好かれる優しいおじさん」ではない。
「なあなあ」になった組織にメスを入れ、変革を断行できるタフなリーダーだ。綺麗事で組織は動かない。嫌われる覚悟を持ち、成果に対して冷徹になれる人間だけが、市場で圧倒的な高値で取引される。
ぬるま湯から脱却し、あなたの市場価値を跳ね上げる3つの具体策

あなたが「罰ゲーム」のような管理職から脱却し、転職市場で500万円以上の年収アップを狙える一流のリーダーに生まれ変わるためには、今すぐ以下の3つのアクションを実行せよ。
「高い基準」と「心理的安全性」を両立させよ
心理的安全性は、基準を下げる言い訳ではない。目指すべきは「高基準×高安全性」のゾーンだ。「あなたの成長と組織の成果のために、私は妥協しない」という姿勢を崩さず、フィードバックは事実ベースで淡々と、かつ厳しく行え。
部下の「感情」ではなく「成果」と向き合え
部下の顔色を伺うのを今すぐやめよ。評価基準を曖昧にするから、指摘された部下は「人格を否定された」と勘違いする。KPIや目標数値を徹底的にクリアにし、「目標達成のために何が足りないか」という客観的な事実だけで会話をせよ。
「組織の歪みを正した実績」を職務経歴書に書け
転職活動において、「部下と良好な関係を築きました」などという自己PRはゴミ箱行きだ。書くべきは「機能不全に陥っていた組織において、不都合な真実を突きつけ、業務プロセスを再構築して生産性を◯%向上させた」という、痛みを伴う変革の実績である。
覚悟がないなら、今の会社にしがみつけ

厳しい現実を突きつけるが、部下に嫌われる恐怖を乗り越えられない者に、これ以上のキャリアの発展はない。その程度の覚悟なら、今の会社で安い給料のまま、部下の顔色を伺いながら静かに定年を待つのがお似合いだ。
だが、もしあなたが自身の市場価値を本気で高め、40代・50代からでも年収を爆発的に引き上げたいと願うなら、今日から「ぬるま湯の支配者」であることをやめよ。
組織に緊張感をもたらし、結果を出させる存在になれ。その覚悟を持った瞬間から、あなたの市場価値は跳ね上がり始める。

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